食品の缶詰用空缶を製造する会社として設立し、充填事業や機械製作事業なども展開されるホッカンホールディングス株式会社様の本社移転プロジェクト。2021年に迎えられた設立100周年という記念すべき節目を表現すべく、設立の地である北海道・小樽の要素を取り込んだ意匠となっている。 エントランス内の壁面は天然石風の柄が特徴的なタイルを採用し、ランニングボンドという小樽で有名な運河でも採用されている貼り方を取り入れ、対となる壁面は同系色で抽象柄の壁紙を採用する事により空間バランスを取った。また床は大地を感じさせるテクスチャーのタイルカーペットを採用している。 全体的にグレイッシュでシックな空間となったが、デザインのポイントとしてコーポレートカラーであり、ロゴマークにも採用されている赤色をソファという形で取り入れた。